2020年大腸がんは、罹患率1位となっておりますが、ステージI期の5年生存率は98.8%です。もしもがんが発生したなら早期に発見し治療する必要があります。現在の便潜血反応を利用した大腸がん検診は感度が低いため毎年継続することで検診の精度を上げる制度設計です。自覚症状が出る前に検査し、早期に対策をする必要があります。
2次検診(大腸カメラ検査)の重要性
大腸がん検診で異常が見つかった場合、2次検診である大腸カメラ検査が必要です。便潜血反応陽性となった人のうち68.7%の方が大腸内視鏡検査を受けておられますが、31.7%もの方が放置されています。この検査では、内視鏡を使用して大腸内を詳しく観察し、必要に応じて組織の採取も行います。これにより、がんの有無や病変の状態を正確に把握できます。
大腸カメラ検査の流れ
事前準備
腸内の環境を整えるため、検査前に食事制限と下剤が必要です。当院のスタッフが詳しく説明しますので、安心して準備を進めてください。
検査当日
ご来院後、リラックスできる環境で検査を行います。通常、検査は短時間で終了し、痛みも最小限に抑えられます。
結果説明
検査後、結果について詳細に説明し、必要な治療方針についてお話しします。
大腸がんのリスクを減少させるためには、適度な運動やバランスの取れた食事。肥満の解消。また、家族に大腸がんの方がいる場合や、40歳を超えた方は毎年の検診を受けることが重要です。
米子市の方はもちろん、周辺の日吉津村や境港市、安来市、日野郡、真庭市にお住まいの方もぜひ当院にご相談ください。