こんにちは。田辺医院の田辺です。
昨年中は大変お世話になりなりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、本日は「大腸カメラ検査の推奨頻度」についてのお話しです。
「大腸がん」という言葉を耳にする機会も多い昨今。 早期発見・早期治療で治癒率が大きく変わるこの病気、予防には大腸カメラ検査が欠かせません。
でも、「どれくらいの頻度で受ければいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
検査の頻度は、人によって違う?
大腸カメラ検査を受ける頻度は、実は人によって異なります。
- 年齢(高齢になるほどリスク増加)
- 家族歴(大腸がんになった家族がいる場合)
- 過去の検査結果(ポリープが見つかったことがある場合)
- 自覚症状(腹痛、血便、下痢、便秘などの便通異常)
これらの要素を総合的に判断し、医師と相談しながら決めることが大切です。ご不安な方はお気軽に当院へお越しください。
具体的な頻度の目安は?
一般的な目安としては、40歳以上になったら、まずは一度、大腸カメラ検査を受けましょう。
その後の検査頻度は、以下の通りです。
- 異常なし:毎年の大腸癌検診の継続あるいは5年後に再検査
- 小さなポリープあり:ポリープの種類や大きさによりますが、3年後までに再検査
- 1cm以上のポリープ、10個以上のポリープ、異型度の高い腺腫、早期大腸癌があった場合は1年後の再検査を受けましょう。
早期発見で、未来の安心を
大腸がんは、初期には自覚症状がないことがほとんどです。 定期的な検査で早期発見できれば、治療の負担も軽減でき、日常生活への影響も最小限に抑えられます。