医療法人社団田辺医院 田辺内科胃腸科医院

お知らせ

大腸カメラ検査・下剤について

こんにちは。田辺医院の田辺です。

今年の夏も毎日暑い日が続きほぼ毎日30度を超えています。
くれぐれも体調にはお気をつけください。

では、本日は大腸カメラ検査の前に飲む、下剤、腸管洗浄についてお話しします。

腸管洗浄と聞いて、皆様どのようなイメージをお持ちでしょうか。
大量の液体を飲むのが苦手であったり、味が不快であるというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、当院で使用しております腸管洗浄液はポカリスエットに似た味の製剤です。
大腸カメラ検査前には必ず下剤を服用しなければいけません。

ではなぜ大腸カメラ検査前に下剤を服用する必要があるのでしょうか?

それは、大腸カメラ検査では大腸の腸管粘膜をしっかりと観察する必要があるためです。 通常、腸内には食べ物からできた便がたくさんたまっています。便が残っていると、それがカメラの視界を妨げたり曇らせたりして、検査の精度を低下させてしまいます。そのため、下剤や腸管洗浄液を服用して便を完全に排泄することで、カメラの視界を保ち、より正確に検査を行うことができるのです。