過敏性腸症候群とは
このような症状でお悩みの方はご相談下さい
- 慢性的に腹痛、腹部不快感、便通異常がある
- 急な便意のために日常生活に支障のある方
- 便秘でお困りの方
慢性的な便通異常、腹部不快感がありながら器質的異常のない状態を示します。
原因は特定されていませんが、ストレス、腸内細菌叢の変化が複雑に関与していると考えています。
過敏性腸症候群に有病率は人口の14.2%と高頻度ではありますが、前例に必ずしも医学的治療が必要なわけではありません。
症状は、下記の4種類に分類されています
- 便秘型
- 下痢型
- 混合型
- 分類不能型
発症原因
過敏性腸症候群発症のメカニズムはまだ明確ではありませんが、ストレス感受性の高さに共通する遺伝子、腸脳相関、神経伝達、炎症と腸内細菌の研究などが進行中です。
よくみられる症状
過敏性腸症候群でよく⾒られる症状は⻑期間続く下痢・便秘、排便痛、腹部の張りなどが挙げられます。過敏性腸症候群の症状は、普段よく診られるものが多くあります。そのため、過敏性腸症候群は軽視される事が多い疾患です。
過敏性腸症候群が疑われた時は
過敏性腸症候群の診断は大腸癌、炎症などの器質的異常を除外した結果得られるものです。過敏性腸症候群が強く疑われる場合でも大腸内視鏡検査で異常のないことを確認する必要があります。
治療方法
薬物治療
便秘型に対してはリナクロチド等の便秘薬、下痢型に対してラモセトロン塩酸塩、メペンゾラート臭化物等を使い分けます。桂枝加芍薬湯、便秘が改善されない場合は桂枝加芍薬大黄湯、腹痛が優位の場合は大建中湯、下痢が優位の場合は半夏瀉心湯等を服用していただき経過を伺います。
お問い合わせ
当院では過敏性腸症候群の診察や治療を実施しています。過敏性腸症候群の治療を放置していると、消化管の他の疾患や消化器がん、⾍垂炎などを引き起こす可能性があります。少しでもお腹の不調を感じましたら、いつでもお気軽にご相談ください。